- 西澤保彦「なつこ、孤島に囚われ。」 2002年05月03日
- うわわ。とうとうこう来たか、西澤保彦。
まず登場人物が尋常の小説ではない。もちろんお話はフィクションなのだが、登場人物には作家さん仲間が実名のまま登場する(西澤本人は出ない)。主人公さえもが実在の作家だったりする。うわあ、いいのかこれ(もちろん許可は取ってあるのだろうけど)。あいにく私は登場する方たちにあまり馴染みがないので、その人柄や作風が忠実に再現してあるのか不明だが、とりあえず森奈津子は読んでみようかしらん(^o^) 内容もなかなか・・、森奈津子氏の作風が反映されているのか分からないが、けっこう際どい。世の中じゃこういう世界は割と流行りなんだろうか。また森氏の作風はともかく、実はこれまでの西澤保彦本人の作風にもこんな感じは確かに入っていた。今まではチラリチラリと覗いていた程度だったのがここに来て爆裂したというふうに感じる。殺人事件が起こっていた気がするけど、なんかもう殺人事件なんかどうでもいいや(^^;;) なんとこれはシリーズになるのだそうである。6.5点。
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