J.K.ローリング(松岡佑子 訳)「ハリー・ポッターと賢者の石」 2002年01月09日- 言うまでもなく、世界的な大大ベストセラー。映画も好調なようである。9と3/4番線がどうの、と言われて今までちんぷんかんぷんだったが、やっと何のことか分かった(^-^) 読むのは遅きに失するかもしれないが、まあこれに限ったことでもない。それにまだまだブームは続いている。いや、映画化でますます盛り上がっているところだ。妹の本を借りて読む。
子供向けのファンタジーで本の字は大きめ、漢字は全部ふりがな付きである。だいたい小学校4,5年生以上なら読めるだろう。正月に会った小六の従兄弟もハマっているようだ。しかし決して子供だましではなく面白かった。よくあるファンタジーと違って、魔法使いの世界もある面とても人間社会っぽいところも楽しい。魔法使いが空を飛ぶための箒にもいろんなタイプがあって、最新モデルとなると高価で憧れの的なのである。子供のお菓子もカード付きのチョコレートが人気だったりする。ただしカードの絵(写真)はピカチューでも野球選手でもなく、有名魔法使いである。しかも動く! 意地の悪い親戚ダーズリー一家の中で育ったハリーは、突然自分が魔法使いであることを知らされて魔法魔術学校ホグワーツへ入学する。ハリーはホグワーツで、新しくできた親友や憎らしい同級生、厳格な先生や意地悪な先生らに囲まれて様々な体験をする。ハイライトは、ハリーの両親を殺した「例のあの人」の復活を阻止するべく賢者の石を守るために立ち上がるところだ。賢者の石の隠し場所に行き着くまでに待ち受けている数々の罠はまるでインディー・ジョーンズの魔宮である。ここら辺は(さっきは違うと書いたけど)子供だましと言えば子供だましなのだけどゲーム的で面白い。しかし何と言っても驚いたのは罠をかいくぐった先で明らかになる意外な事実。その上実は伏線もたくさん張られていたことが分かる。ファンタジーという枠にとらわれず、ミステリー的にも楽しめる大変よくできた物語だった。大人気も納得。8点。
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