有栖川有栖「モロッコ水晶の謎」 2005年04月12日- 臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖の国名シリーズもとうとう第8弾である。4編を収録。
「助教授の身代金」前半のいわば問題編はパズル構築が優先されて小説としての面白味に欠けているように思う。しかしラストの「どうやって真相を見破ったか」という部分が上手くてニヤリとさせられる。7点。 「ABCキラー」アルファベット順に殺されるというクリスティに本歌取りした作品。必然とは言えない要素も多くて、真相の説明はちょっと苦しいかな?6点。 「推理合戦」4ページあまりのショートショートで、息抜き的な作品。読者も推理可能なストーリーなら良かったのだが…。6点。 「モロッコ水晶の謎」不可能と思われる状況での毒殺事件の謎に挑む。真相はしかし特殊な心理に依存しており、うーん、スッキリはしないなあ。6.5点。
|