読書日記

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大倉崇裕「蜂に魅かれた容疑者 警視庁総務部動植物管理係」 2015年07月25日

蜂に魅かれた容疑者 警視庁総務部動植物管理係

 著:大倉 崇裕
講談社 単行本(ソフトカバー)
2014/07/10

 先日読んだばかりのシリーズ第一作「小鳥を愛した容疑者」がなかなか楽しかったので、期待して読んだ長編の第二作。期待以上に面白かった!
 
 第一作は短編集で、毎回何かの動物をキーにする設定と、凸凹コンビのキャラが魅力的な作品集になっていた。ただ、厳しく言えば、それらの要素を取り除いて純粋な推理小説の部分だけを見ると、まあ平均的な出来であった。今回の第二作はコアのミステリ部分もたいへん素晴らしい出来映えだ。
 
 短編では、容疑者や被害者のペット保護で出動した結果、事件の謎を解くことになるというストーリー構成をお約束のパターンとして統一していたが、長編ではその辺の縛りは無くなっている。ただし、制服姿の薄と須藤警部補が乗り込むタクシーでの毎度の展開や、薄のとんちんかんな日本語を巡るやりとりのような、シリーズの魅力になっているお約束は健在
 
 反社会的な新興宗教組織による大がかりなテロ計画、というのが薄たちが立ち向かう敵だ。現実的にスズメバチを使ったテロというものが実行可能なのかどうかはともかく、スズメバチの危険性は、そう言えば貴志祐介「雀蜂」でも描かれていたっけ。周到に準備された、蜂を使った犯行が次々に発生して、先を読ませぬハラハラドキドキのサスペンスになっていた。主人公達を襲う危機一髪のピンチも見所だが、さらに見所になるのが、切れ者の敵が仕掛ける罠との攻防となる頭脳戦だ。最後まで気を抜けない、とても面白い作品だった。これは次作も気になるぞ。8点。
 

近藤史恵「近藤史恵リクエスト! ペットのアンソロジー」 2015年07月20日

近藤史恵リクエスト! ペットのアンソロジー

 著:近藤 史恵
光文社 単行本(ソフトカバー)
2013/01/18

 ひとりの作家がテーマを設定して、他の作家さんたちに依頼して編んだアンソロジーシリーズの一冊。他に大崎梢、坂木司のリクエストアンソロジーが出ている。本書は「ペット」のお題に対して、なかなか豪華な顔ぶれの10名の作家(本人を含む)が作品を寄せている。
 
森奈津子「ババアと駄犬と私」何の三題噺だか、ストーリー的に特筆すべき所は無いが、個性とアクの強いキャラ設定が作者らしい。6.5点。
大倉崇裕「最も賢い鳥」来るかなと思ったらやっぱり、先日読んだばかりの「小鳥を愛した容疑者」の動物シリーズから。ヨウムってそんなに長寿で知能が高いのか。7点。
大崎梢「灰色のエルミー」同窓生の女性から、留守の間の愛猫の世話を託された男。その女性が事故で重体になる。預かった猫に秘密が?7点。
我孫子武丸「里親面接」本書の中でもとくにサスペンスフルで、きな臭い雰囲気で始まるミステリ。一体何が行われているのか、すべては最後に明かされる。7.5点。
柄刀一「ネコの時間」ペットの猫との、子供の頃から一緒に過ごした時間が、愛情たっぷりに描かれた心温まるストーリー。7点。
汀こるもの「パッチワーク・ジャングル」爬虫類マニアの夫を妻視点から見た、爬虫類あるある(?)みたいなのが面白い。突然の夫の失踪に対する謎解きはイマイチだが、爬虫類を巡るドタバタ風のやりとりも楽しかった。7.5点。
井上夢人「バステト」猫は登場するが、テーマがペットな感じではないなあ。オチは非合理的なホラーになって、この作者に期待するものとしてはハズレかな…。6点。
太田忠司「小犬のワルツ」オルゴールの修復師が飼っている犬を気にする少年。その理由は?これもペットへの深い愛情が感じられる物語。6.5点。
皆川博子「『希望』」不条理で純文学的と言おうか、虚無的で乾いた感じの文章とストーリー。ところでコレはペットなのか?6.5点。
近藤史恵「シャルロットの憂鬱」譲り受けた元警察犬。利口さと同時にこういう面もあって、と言うのが、飼い主にとっては愛おしいところなのだろうなあ。7点。
 

加納朋子「はるひのの、はる」 2015年07月06日

はるひのの、はる

 著:加納 朋子
幻冬舎 単行本
2013/06/27

 「ささら さや」シリーズの三作目にして完結作、ということである。ちなみに最近、新垣結衣主演で「ささら さや」が映画化されていたっけ(2014年11月公開)。知らなかったが第二作目の「てるてるあした」も、2006年にテレビドラマ化されていたらしい。
 
 最初から三部作になる予定だったのだろうか。シリーズではあるが、前作と直接にはリンクしない、独立した物語になっている。登場人物もほとんど重ならない。本書のキーマンはユウスケなのだが、「ささら」では赤ん坊だったわけで、まあ実質は初登場のようなものだ。各章は、はる、なつ、あき、ふゆと題されているが、1年間の出来事ではなくて、最初は保育園児として登場するユウスケ少年も、最後の話では高校生まで成長している。
 
 ある漫画家の物語「なつ」には、「ウィキペディア」「グーグル」「コロコロコミック」なんて現実の固有名詞もばんばん出てきたりして、ちょっと毛色が違う印象を受けたが、最後に明かされた胸をつく事実は、やはり加納朋子だなあと感じた。他の話も様々だが、根っこの所では実に彼女らしい物語になっていた。
 
 そして迎える最終章「ふたたびはるひのの、はる」。そこまで、各話が少しずつリンクしながら、大きな謎、大きな不思議が見え隠れしていたのが、最後にすべてを繋ぐ、なかなかの大仕掛けが用意されていた。幽霊が出てくる物語であると共に時を超えて繋がっていく物語は、どれもそれぞれ単独でも十分に素晴らしい物語になっていたのだが、単なる(?)心温まる物語にとどまらないところがさすがである。作者の実力を再認識させられた。7.5点。
 

神永学「タイム・ラッシュ―天命探偵 真田省吾」 2015年06月26日

タイム・ラッシュ―天命探偵 真田省吾 (新潮文庫)

 著:神永 学
新潮社 文庫
2010/07/28

 初めて読む作家さんだが、「心霊探偵八雲」なるシリーズを書いている人なのか。そのシリーズは、読んだことはないが人気があるようで、書店で見かけたのだったか何だったか忘れたが名前は知っていた。漫画化されたりアニメ化されたりもしているらしいのでそちらだったかもしれない。
 
 と言うわけで、本作の前には、すでに何冊も書き上げてきている作家さんなのだが、年数で言うと本作はデビュー4年目の作品だ。そのためか、読んでみるといささか素人くさい感じで、プロの作品としてみると粗さが目立っていた。え、その人、その説明だけで理解できちゃうの?なんていう場面があったり、そこでそんな反応?と感じる場面があったり。また、敵となる麻薬密輸組織は強大で大規模な組織らしいのに、やることは軽率で浅はかすぎるところもいただけない。
 
 タイトルの意味もよく分からない。"タイム・ラッシュ"というのはあまり意味が無さそうだし、"天命探偵"というシリーズ名も、わざわざ付ける必要性を感じない。目を惹くように"○○探偵"のようなキャラ付けをしたかったのだろうか。もしかしたらシリーズが続く中で今後、納得できる理由が出てくるのかもしれないが…。
 
 最大の欠点は、ストーリーの意外性を演出するのに、実はそんな裏の顔があったのかという人物がポンポン出てくるところだ。大抵はとくに伏線も無くて突然なので、意外性に驚くよりも、唐突感と違和感の方が大きい。と、まあ欠点が多い作品ではあったが、ストーリーは結構作り込んだ要素もあって、テンポも良いので、あまり深いことを考えずに表面的な展開を追っていく分には楽しめる作品だった。6.5点。
 

月村了衛「機龍警察 自爆条項」 2015年06月20日

機龍警察 自爆条項  (ハヤカワ・ミステリワールド)

 著:月村 了衛
早川書房 単行本
2011/09/22

 シリーズの第2弾。「このミステリーがすごい!」(2012年版)では第9位にランキングされ、第33回(2012年)日本SF大賞を受賞している。SFと言っても、いかにもSFっぽいのは機甲兵装関係の説明と描写くらいで、実はあまりSFらしくないのだが、SFらしさはともかくエンタメ小説としてはなるほどたいへん面白かった。至近未来小説と謳っていて、警察組織や社会背景などはほぼ現実とも思えるが、機甲兵装が暴れ回る世界は現実離れした未来とも思える。その一方、ここで描かれているテロが跋扈する世界の風景などは、近未来と言うよりはむしろちょっと少し古い時代やその思想背景をベースにしているようにも見えた。
 
 本作では、3人いる龍機兵のパイロットのひとり、ライザ・ラードナーに焦点が当てられる第一作でも、彼女が元IRAの死神と呼ばれた凄腕のテロリストだったという過去は触れられていたが、本編でその過去が詳しく語られていく。なぜ彼女がテロリストになったのか、そしてなぜ組織を裏切ったのか。「テロリスト=悪」といった単純な図式では語れない悲劇の物語が描かれ、「現在」へと繋がっていく。
 
 この作品世界は、現実世界の今の延長にある未来と言うよりは、過去のどこかで枝分かれしたパラレルワールドと捉える方がしっくりきそうだ。先に書いたように、どちらかというと古めかしくてステレオタイプなイメージが世界観に投影されているように感じて、最初の方では少しばかり不満を感じたところもあったのだが、後半はどんどん引き込まれていった。実はさりげなく、伏線もあちらこちらに仕掛けてあったことが分かり、練り込まれて充実した構成、そしてスリリングで迫力のある展開が実に見事だった。8点
 

大倉崇裕「小鳥を愛した容疑者」 2015年06月14日

小鳥を愛した容疑者 (講談社文庫)

 著:大倉 崇裕
講談社 文庫
2012/11/15

 警視庁捜査一課で活躍していた鬼警部補・須藤友三が大怪我の末に、回復後のリハビリもかねて復帰したのが、警視庁総務部総務課動植物管理係。そこは、拘束された容疑者などのペットを保護することを業務とする部署であった。専任の薄(うすき)圭子巡査と共に手がける仕事の内容とは。
 
 実はシリーズ2冊目の「蜂に魅かれた容疑者」が先に目についたのだが、一作目があると知ってあわてて(?)こちらを先に読むことに。2冊目は長編らしいが、本書は4編を収録した短編集である。それぞれのタイトルは「小鳥を愛した容疑者」「ヘビを愛した容疑者」「カメを愛した容疑者」「フクロウを愛した容疑者」。なぜか、犬猫といったありふれたペットではなく、なかなかの専門知識が要求されるような動物が続々と出てくる。それらについての蘊蓄もまた作品の魅力のひとつになっている。
 
 さて、毎回名推理を披露する薄巡査は"動物の専門家"、と言うかむしろ"動物バカ"である。一方、そんな彼女のパートナーになった須藤は、捜査一課の鬼警部補だったわりにはなかなか物わかりが良く、寛大で忍耐強い性格のようで、この二人の掛け合いもなかなか楽しい。薄の推理だが、スパッと一発で決める快刀乱麻を断つような推理ではなくて、どちらかというとやや入り組んだ謎解きで地味目。また、論理展開には時々ジャンプがあって、偶然や幸運がその間を繋いでいるようで、最初の方はそこがちょっと不満だった。ただ、後半ではそれもだんだんすっきりと良くなってきていた。動物を軸にしたミステリというのも面白いし、犯罪がらみであっても全体にのんびりとした雰囲気なのも心地よい作品だ。
 
 ところで、もちろん本作品の総務部総務課動植物管理係というのは、架空の部署だろうが、現実でも逮捕された容疑者のペットの扱いが困る事とかってあるのではなかろうか。そういう時、どうしているのだろう? 7.5点。
 

新野剛志「カクメイ」 2015年06月06日

カクメイ

 著:新野 剛志
中央公論新社 単行本
2013/11/22

 ここのところすっかり「あぽやん」シリーズの作者というイメージが強くなっていて、わりと日常路線の作風という印象ができていたが、思い出せばもともと江戸川乱歩賞を受賞してデビューした作家さんだ。この作品は「あぽやん」路線とは異なる、クライムサスペンスになっていて、乱歩賞っぽい雰囲気に回帰していた。
 
 準主役的な位置づけで登場する村岡がディレクターとして勤務するテレビ局への嫌がらせから物語は始まる。やがてそれは単なる嫌がらせではなく、脅迫事件へと発展していく。読み始めて最初は、何かスケールの大きな犯罪だか陰謀だけへと繋がるのかと思ったが、読み進めていくと、実は案外と個人的な動機による事件だった。とくに、前半で描かれる「事件の動機」へとつながる主人公の高校生時代のストーリーは、ごく個人的な、「犯人」個人の不遇な青春時代の物語になっている。
 
 時代設定はバブル期で、人々が浮かれ舞い上がっていた時代をバックグラウンドにして、格差問題だったり、享楽的な社会に対する批判という視点もある。ただ、少々要素を盛り込みすぎて、ひとつひとつが十分に咀嚼できていないきらいがあった。ストーリー的にも、内容が理解できないと言うほどでは無いが、やや複雑になりすぎている。焦点が絞り切れていない感じで、結末もすっきりとはしない。ただ、それなりの読み応えはあった。
 
 「あぽやん」的なのも悪くはないが、骨太のサスペンスミステリみたいなのも、この作者の得意分野だと思うので、今後もそういうのを期待したいところだ。いや、もしかして読んでいない中に、すでにそういう傑作もあったりするだろうか。7点。
 

岡崎琢磨「珈琲店タレーランの事件簿3 心を乱すブレンドは」 2015年05月30日

珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 著:岡崎 琢磨
宝島社 文庫
2014/03/24

 バリスタの競技大会への出場が決まった切間美星。もちろんアオヤマもきっちりとサポートとして加わることに。実はこの大会、前々年の開催で何か問題が発生したために、前年は中止されていたのだった。とは言えそれは過去の話であり、再開された大会は華々しく執り行われるはずだった。ところが…。
 
 本格ミステリの定番と言えば、閉鎖環境で起こる連続殺人事件である。どうやら本作品、趣向的にはまさしく密室連続殺人だ。いや、もちろん、このタレーランシリーズはそんなおどろおどろしい事件とは無縁なので、殺人事件なんて起こらない。警察さえ出る幕は無い(まあ場合によっては出てきてもおかしくない出来事はあったけど)。それでも、次々に起こる「犯行」の謎と、その真相を解き明かす美星の名探偵ぶりは、まさしく王道の本格ミステリとなっていた。
 
 シリーズ第三弾も、絶好調の秀作であった。ライトテイストも交えつつの、絶品の本格テイストは、コーヒーに喩えると…何だろうか。…あいにく出てこないが、とにかく楽しみなシリーズである。数ヶ月前には、シリーズ最新刊の第四弾が発売されている。今度は初の短編集だということだ。さて、短編だと、どのような物語になるのだろうか。作者の腕前に期待したい。7.5点。
 

宮部みゆき「泣き童子 三島屋変調百物語参之続」 2015年05月25日

泣き童子 三島屋変調百物語参之続

 著:宮部 みゆき
文藝春秋 単行本
2013/06/28

 江戸で叔父と叔母が商う袋物屋の三島屋へ身を寄せるおちかが、叔父の提案で、いろいろな不思議話、いわゆる百物語を聞き集めるシリーズで「おそろし」「あんじゅう」に続く第三巻。ちなみに不思議なことに、各巻ごとに出版社が違っている。
 
 おちかの前で語られるのは、恐ろしい話もあれば、心温まる話もあり、様々である。第一巻では悲劇的な話が多かったのが、第二巻以降はこのような感じで、とにかく不思議な話というのが共通点である。必ずしもきっちりとした起承転結があるわけでもない。語り手が三島屋を訪ねてくるのが基本パターンだが、今回は、少し変化を出そうという意図もあったのか、余所で開催された怪談話の会におちかが出かけていくという話もあった。
 
 本巻には、「おそろし」の最後に出てきた、この世とあの世を行き来する胡乱で怪しげな人物(?)が再び登場した。ただ、前に出てきたときは、この世の者を害する「敵」という印象が強かったが、今回は善とも悪とも付かぬ存在として描かれていた。今後も要所要所で出てきて、物語の重要な鍵を握る存在になるに違いない。今回は主人公おちか自身の話はあまり無く、とくに変化も無かったが、このシリーズは今後どのように展開していくのだろうか。7.5点。
 

真保裕一「レオナルドの扉」 2015年05月03日

レオナルドの扉

 著:真保 裕一
KADOKAWA/角川書店 単行本
2015/02/27

 多方面に才能を発揮した、歴史上に輝く希代の大天才、レオナルド・ダ・ヴィンチ。数々の伝説を残して、後の世の想像力をかき立てるモチーフともなっている。近年では、世界的ベストセラーになった「ダ・ヴィンチ・コード」が代表格だろう。本作品は「ダ・ヴィンチ・コード」とはダ・ヴィンチにまつわる謎の方向性は異なるが、敵と争いながら、謎に包まれた伝説を追っていく冒険アクションになっているあたりが共通している。
 
 レオナルド・ダ・ヴィンチが活躍した時代から300年後、ナポレオンが君臨する時代のフランスとイタリアが舞台で、レオナルドの血筋を受け継ぐ少年ジャンが主人公だ。本人は初め、自分の血筋のことを知らない。しかし、祖父と平和に暮らしていた片田舎の村に、突然ナポレオンの軍隊がやって来て、事態は大きく変わる。祖父に対して力ずくで、レオナルドが遺した秘密のノートを引き渡すように迫る軍人達。そのノートには今なお最先端となる兵器の設計図が描かれているという。
 
 ナポレオンと、さらに謎の一派に追われるジャンたちは、ナポレオンらに強力な兵器を与えてしまわないように、秘密にされていたノートを先に見つけ出そうと各地を駆け巡る。そんな展開の中では、ダ・ヴィンチが遺した様々なアイデアも明らかになってくる。ただ、それらはスチームパンクとまでは行かないが、かなり突飛な印象のものが多かった。もともとこの作品は、作者が作家デビュー前に暖めていた漫画原作の構想が原型だという。場面がどんどん先へ先へと進むテンポ重視で、小説としての重厚さには残念ながら欠けていたように感じたが、漫画にするなら良かったかも。終盤には読者をだます仕掛けもあったが、それもちょっと消化し切れていない感じがした。ただそれでも、素直に楽しめる冒険ストーリーだった。7点。
 

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